栄養過多をやめれば美肌になれる!?“人生が変わる洗顔—米澤房昭著”を読んで
2019年1月10日
洗顔で人生が変わるってどういうこと?
近年、スキンケアは与えるケアより落とすケアが重要という声をよく聞きます。たしかに洗浄力の強い洗顔料やクレンジングは肌のバリア機能を根こそぎ落とし、肌自体を弱体化させてしまうもの。さらに、必要な皮脂が流されてしまった肌に化粧水を塗っても、マイナスからのスタートとなり化粧品の効果も薄れてしまいますよね。
人生が変わる洗顔の著者が推奨するスキンケアは、毎晩5~15分のクレンジング→1分以内の洗顔→2分程度の化粧水→30秒の乳液という奇想天外な内容。これには著者の明確な根拠があったのです。
古い角質を落として栄養過多を防げば肌はキレイになる
こちらの著者は銀座に洗顔サロンを開き、14万人の肌を美しくした実績を持つお方。彼は経験に基づき、現代人の肌は栄養過多になっていることで毛穴・乾燥・ニキビ・しわ・たるみ・アトピーなどの肌トラブルを招いていると分析していました。おっしゃる通り、肌が栄養過多になりすぎることで免疫機能が下がり、肌の代謝が落ちてしまうのも事実。
5~15分という長時間のクレンジングには正直疑問が残りましたが、洗浄力の弱めのクレンジングクリームで時間をかけてメイクを落とし、古い角質を緩ませることが美肌のためには必要不可欠だということが分かりました。
最近ではいろんな見解を持つ美容家さんがいるため、すべてを鵜呑みにするのはキケンですが、自分に合った美容法を取捨選択することで美肌づくりへの道が切り拓けるような気がしています。もし、さまざまな肌トラブルに悩んでいる方は、“落とすケアに注力し、与えるケアは極力シンプルにする”というのも一つの手ではないでしょうか。