イエベ・ブルべの概念を捨てればメイクはもっと楽しめる!

2019年3月31日

流行のイエベ・ブルベとは?

ここ数年、美容雑誌を眺めていると必ず目にする、イエベ・ブルべの分類。肌の色を
イエローベースかブルーベースに分けて、肌トーンに合ったメイクをするというのがトレンドになっていますよね。手の内側の血管の色がブルーならブルーベース、グリーンならイエローベースという分類の仕方が一般的。ブルべの人は黄味のない青みカラー(フューシャ、トープ、グレー、ローズなど)が似合うとされていて、イエベは黄味や赤みが強いカラー(レッドブラウン、オレンジ、コーラルなど)が似合う色とされています。

でも、ちょっと待ってください。
肌色って、本当にこの2トーンだけなのでしょうか?
また、最近とても疑問に感じるのが“イエベカラー”・“ブルべカラー”といったすみ分けがハッキリしすぎていて、自分のパーソナルカラー以外の色に挑戦しづらくなっていること。これって、本当にもったいないことだと思うんです。

アメリカ人は『好き』を最優先させている

筆者が昨年通ったメイクアップスクールでは、白人の男性が講師でした。彼にパーソナルカラーって流行っているの?と聞いてみたんです。すると、30年前に話題になったけど、肌色は十人十色だし、似合う似合わないでなく、好きな色を自由に楽しむアメリカ人には向かない考え方だよ、と答えてくれました。そのとき、私はハッとしたんです。たしかにメイクには“自由さ”や“多様化”がとても大切だということ。

日本人も自分の可能性を狭めず、もっと自由に色を楽しめる日が来ることを心から祈っています。